「癒し」とは何か?

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みなさんは”癒し”ってどうなったら起こると思っていますか?
さまざまな癒しやカウンセリングやセラピーやヒーリングがあるけど、

結局はどれに即効性があるの?効果があるの?

━━━どれが『正しい』の?

……とお悩みの方も多いかもしれません。

私の結論から先に言わせていただくと、

“癒し”は「自己」を「客観視」できた時に起こります。


すなわち「自己(自分)を知る」ということが起こった時に、人はこの世界からの愛を感じ、”癒し”が起こります。

そしてこの世界で提供されている、癒しの手法やカウンセリングはすべて「自己客観視」を促している手法なのです。

なので いま自分がどの癒しを必要としても、それを選ぶことは決して “間違いじゃない” のです。


「幸せの真理」は自己客観視にある

数年前にくらい前に、精神科医ゆうきゆう先生の著作物で以下の言葉をみました。

「人は自分を客観視できた時、その心の傷が癒される。」

始めは恋愛を通しての実感から、私はこの言葉の意味を理解しましたが、
後に脳科学を勉強して すべての癒しの施術はこの自己客観視を促していることに気が付きました。

自己を客観視する時、人は脳内で同時に他者を思いやっています。

そしてその能力は国語の「文法を理解する力」のモトであり、
同時に理数系では「有限と無限」を理解する能力です。

人間は

  • 自己を客観視する力
  • 他者を慮る力
  • 文法を理解する力
  • 数列(有限と無限)を理解する力

これらの能力を、脳の同じ部位を使って処理をしているのです。

なので脳科学者や精神科医から以下の理論が出てきます。

「情が育てば知が育つ」ー脳科学者・松本元ー
「知が育てば情が育つ」ー精神科医・和田秀樹氏ー

私はこの2つの言葉を10年くらい前から知り、ずーっとなんでかな?と考えていましたが、
「脳科学的にみるとその能力の大元が同じ」というのがその答えのようです。

そしてマッサージ等の身体からの自己客観視ですが、
マッサージ等で身体に触れられると、脳の自己客観視する部位が刺激されるのだそうです。

脳の大元の構造を見ると「源が同じだから」という単純な理由であって「そんなコトかよ!」と思いたくなってしまうのですが、定式(脳の前提)を無視していては仕方がないと思います(笑)

人間がやっていることは結局は 脳がすべてをやっているから です。

メンタルヘルスケアが必要な人は「自己客観視」が足りない

「メンタルの健康を保つ」とは、さまざまな理由で「脳がエラーを起こしやすくなっている状態」を解除することだと、私は思います。

脳外科医の篠浦伸禎氏は、動物脳(感情等をつかさどる部位)が勝手にさまざまなことに危険を察知して、目の前で起こった事象に対して適切な行動を選べないのがメンタルヘルスケアを必要とする状態だといいます。

「認知行動療法」は言葉においてそのエラーを気が付かせ「いらない思い込み」を捨てさせる療法です。)

私はその状態を「脳がエラーを起こしている状態」と表現しています。

(例えば、目の前で武器を振りかざされたら身の危険を感じるのは仕方がないと思いますが、人間は実際の身の危険を感じる行為じゃないはずの「言葉のやりとり」においてもそれが起こるから厄介だと思っています。)

みなさんの周りには以下のような方はいらっしゃいませんか?

一見頭がいいのに、やりとりの全体を通してみると、その方の言っている内容に一貫性・客観性・論理的整合性がない人。

そういう方は大抵「自己を客観視する力」が何らかの原因(精神的病、脳機能障害、バイオリズムなど)で著しく落ちています。

そして上記の例に限らず、”癒し”を必要としている人は自己客観性が落ちています。

みなさんの周りには、自分自身の気持ち(ご自身の本音、ご自身の動機)を無視して、他人の心配ばかりしてしまう方などはいませんか?

メサイアコンプレックスと表現されるその状態も、典型的な自己客観視能力が落ちている場合だと思われます。

それは、他者を思いやる気持ちばかり発動させて、相手に断られてもなぜ自分がその相手を助ける行動をやめられないのか?と自己を顧みることができません。

自己の行動の動機を自分の中に見つけることが出来ないのです。
それは自己を客観視することをせずに(出来ずに)バランスが崩れている状態です。

やはりそのような状態でも”癒し”に必要なのは「自己客観視」です。

さまざまな自己客観視の方法を以下にご紹介します。

▼上記のような症状、もしくは上記のような症状をお持ちの方とトラブルを抱えている方にオススメのサロン
【目的別】人間関係 

さまざまな自己客観視の方法

(1)頭(知)からのアクセス

∟哲学活動。多読。
※人間の脳の機能「ビックデータを帰納する能力」によってこの世界の「真理(自由と創造性)」を理解する。
※哲学活動は論理療法にも似ているので(2)に被る。

■哲学カフェ&哲学対話wiki

(2)心(情)からのアクセス

∟言葉を使ったカウンセリング:特に「論理療法」や「認知行動療法」

≫論理療法や認知行動療法をするサロン(※準備中)

(3)体(意)からのアクセス

∟環境をかえる。(アフォーダンス的視点)。例を挙げると「断捨離」「お掃除セラピー」など。
∟祈り・イメージ:リリーステクニック、同一視ダイエット。
∟運動、瞑想(マントラ)、般若心経、マッサージ、愛の行為。

≫ 環境の面から ■お掃除セラピーのサロン(※準備中)
≫ イメージの面から ■同一視ダイエット(※準備中)
≫ 身体の面から ■レイキ/気功教室


『7つの習慣』に代表される人生啓蒙書とさまざまな指南書は、主に人間関係、ビジネス関係、人生の中において「主体性と自己一致を持つこと」でその状態になることを薦めています。


自己目的化に注意!!ー「幸せの真理探し」を『目的』にするのはやめよう!

自分も陥ったことなので注意喚起をさせていただきますが、

「どの方法が正しいか?」を精査し続ける「幸せの真理(幸せのハウツー)」探しを目的にしてしまう、自己目的化に気を付けてください。

私は哲学が好きだったのですが(今でも好きですが)
哲学から「自己客観視」に至るには、かなりの頭の良さが必要です。

アインシュタイン

なので、そのようなすべての知識や理屈や論理から見る「帰納的な言葉」でこの世界からの愛(自由や創造性)を知るよりも、私自身は今は(3)からの自己客観視を促進しようかな、と思っております(笑)

上記の内容から、そして、私は施術方法について「どれが正しいか?」とか「どれが優れているか?」とかで競争するのはもったいないと思っています。

好みはもちろんありますし、むしろ好みから選んで良いと思っています。

しかし、いつの間にか「幸せのハウツー探し」が自己目的化し、
結局癒されてるように見えない方々がいらっしゃることも時折見受けられます。

結局はひとつの方法を信じて行ってみる方が、早く癒されると思います。
この世界の理(理屈)としては、
理屈を考える哲学にすら、”癒し”は起こります。
勉強を通してすら、”癒し”は起こります。

けれど、知の面から(ハウツーを追う面から)自己を知ること “のみ” が素晴らしいのではなく、

「自分を知る」ことが結局近道(答え/真理)なら、自分が心地よく感じる方法で知るのが一番ではないでしょうか?

私自身は今は創作活動 と マッサージを選びます(笑)

(もちろん、お勉強が好きな方はそのままお勉強を選んでOKです!)

こんな感じにゆるゆると
あなたも あなたにあった “癒し(自己客観視方法)” みつけてくださいね

Healing Salon.link
2016.6.18


用語解説

【この世界からの愛】 の意味です

【この世界からの愛】

以前在宅のお坊さんの資格を持つ方に「あなたにとって愛とはなんですか?」と聞かれて 私は
「自由と創造性」と答えました。

私が哲学をして分かったことです。

哲学とは「この世界の揺らぎのない理(ルール)」を探すための学問ですが、
結局、哲学しても分かるのは「この世界には決まりきったこと(ルール)などない」という、
愛(自由と創造性)だったりします。

それは 理系でも文系でも “勉強のモト”が「結局は同じ」ということからも分かります。

だから 人生に正解というものがあるのなら 好きなことやるのが正解 なのです。

アイキャッチ画像

love is a better teacher than duty

『好き』は義務よりも良い教師である。

ーアルベルト・アインシュタインー

私は癒しの為のサイトを運営していますが、メンタルヘルスケアから一歩先の自己客観視方法は、好きなことを人生の大半に使う。ことだと思っています。


参考サイト:メサイアコンプレックスについて


参考文献

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